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おススメ度 7
角川書店 角川スニ-カ-文庫 1994年01月
あらすじ
パルロを失い、ミズールとトキと共に旅を続ける弓香の前に、ティッチがザレのグルーフ帝の危篤を伝えに現れた。
ザレへと帰る決意をする弓香だが、途中ミズールとはぐれてしまう。
何とかザレへと無事に戻った弓香だが、そこでミズールが帝位継承者の暗殺と誘拐の嫌疑がかけられた事を知る。
そしてネンゲの兵がザレを囲む中、弓香はグルーフ帝より帝位を譲り受けた。
感想
弓香の話の最終巻です。
何が好きかと言うと、最後が好きなんです。
徐々に力をつけてきた弓香、その霊気の多さはザレの民の命を背負っても余りあるほどです。
それでもまだまだ未熟なのですが、タピールの手は待ってはくれません。
しかしファンタジーにはある意味お決まりの、何故タピールが人々を混乱に陥れたかの答え、そして正体。
それを途中の旅の過程が面白くていつも忘れてしまい、何度も借りて読み直しています。
話の終わり方も面白いです。