喬林知 今日からマのつく自由業!

おススメ度 6

角川文庫 角川ビーンズ文庫 2001年09月

あらすじ

ヤンキーにトイレの便器に顔をつっこまれた渋谷有利、そのまま水に流されてしまい、何故かテーマパークのような所へ流れ着いてしまった。
夢でも幻でもなくそこは間違いなく異世界。
そして有利は眞魔国の魔王の魂を持つ人物だった。

コンラッド、そして教育係のギュンターと共に城へと入る有利。
しかし前王の息子二人には歓迎されているわけではなった。
長男グウェン、次男はコンラッド、そして三男のヴォルフラム、有利は成り行きでヴォルフラムに求婚してしまい、怒りが頂点に達したヴォルフラムから決闘を挑まれてしまう。

感想

これを読んだのはかなり前、たしか発売された当初でまだティーンズルビーと言う名前の時でした。今はビーンズ文庫ですね。
最初に読んだ感想は、とにかくグウェンがカッコイイ、です。
この人読みたさに読んでいたのですが、この本はテンションが高く、途中で疲れてしまい、一度読むのを放棄しました。

それが数年後漫画化やアニメ化などされびっくりです。アニメがNHKと聞き、大丈夫なのかと思わず突っ込んでしまいました。しかし声優陣の豪華さには驚かされました。

内容は十代の方達はハマるだろうな、と思いました。読んだ当初は私も十代だったのですけども。
特筆すべきはグウェンの存在、これに尽きます。
ただ文章は読みやすい、けれど野球に詳しくないと少し辛いかもしれません。私は全く詳しくないので、途中何の事だろうと思ってしまいました。それが気にならなければいいのですが、気になると私のように一度放り出してしまう原因の一つになるかも知れません。
そしてたどり着いた世界の変わった事。頬を叩いたら求婚で、落としたナイフを拾ったら決闘を受けるという返事、このあたりにこの小説に耐えられるかどうかの分かれ目ではないかと思います。
と、私は批判的なことを書いてますが、同じ年のこの本を貸してくれた友達はハマってます、とにかく続きを読め読めと言われてました。
別に面白くないとは言いません、ただ私にとってはテンションが高いのです。

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