矢島さら テイルズオブデスティニー 運命をつぐもの 上

おススメ度 6

エンターブレイン ファミ通文庫 1998年05月

あらすじ

男として生まれたからには、世界を旅して名をあげたい。
その勢いで家を飛び出したスタンは、セインガルドへ向かうため飛行竜へともぐりこんだ。
しかしその飛行竜がモンスターに襲われ、スタンは貨物庫へと逃げ込む。
そこでスタンは言葉を話すこと出来る剣、ソーディアン・ディムロスと出会う。
そしてディムロスと出会ったことで、特殊な力を持つ巨大レンズ・神の眼をめぐる騒動に他のソーディアンマスターと共に巻き込まれていく。

感想

リメイクではなく、一番最初のPSのデスティニーのノベライズです。
ゲームはファンタジアの方が先に発売されていますが、テイルズの初の小説はデスティニーだったはずです。手元の小説の発刊日を見る限りは。

久々に読んでみると、序盤にヒューゴがアトワイトとシャルティエを手に入れる所。ルーティーがアトワイトと共に捨てられる所が書かれていますね。
こういうゲームにない描写が補完できるのでテイルズの小説を集めていました。

最初に飛行竜から落ちてウッドロウに助けられたとき、スタンがウッドロウに対しひどい誤解をしているところに爆笑しました。
こういう所も小説の面白いところですね。ウッドロウもくまのぬいぐるみを抱いて眠る趣味はないと弁明していますが。

なんというかすごくゲームに比べて俗っぽい感じが端々にあります。
ヒューゴとマリアンの関係も思わず深読みしたくなるような。

よく考えたらデスティニーってテイルズの中では若干パーティーの年齢が上ですよね、なので小説もそんな感じなのでしょうか。一人一人見るともっと年上の仲間も他のシリーズにはいますが。

上巻はアクアヴェイルあたりまでですが、ジョニーが楽器をどうやって使っているかも結構笑えます。楽器を振り上げている描写が何とも。

矢島さら テイルズオブデスティニー 運命をつぐもの 下

おススメ度 6

エンターブレイン ファミ通文庫 1998年06月

あらすじ

グレバムとティベリウスを追い詰めたスタン達だったが、グレバムは神の眼と共にファンダリアへと逃れる。
そこでグレバムに支配されたハイデルベルグより落ち延びてきたウッドロウと再会し、スタン達はウッドロウと共にハイデルベルグへと向かった。

追い詰められたグレバムは神の眼に呑まれ、一連の騒動の決着はついた。

しかし再び神の眼は奪われ、スタンはフィリアと共に旅に出る。今度の首謀者はヒューゴと、スタン達と共に旅をしたリオンだった。

感想

サイリルの町を通らないので、ダリス死亡ルートになっています。
一番最初にプレイした時はサイリルの町に気づかず死亡ルートでした。でもダリスが生き残るパターンがあると知ってからは、そのルートばかり辿っていました。
ハッピーエンドが好きな人にとっては辛いルートですね。
かわりにPS版ではダリスが必ず生き残るリメイク版にはないウッドロウとマリーの会話もあったりしますが。

そして人気のあるリオンですが、私はあんまり好きではありません。
地底で水に呑みこまれてしまうシーン。
リメイクではやりとりが長いのですがPS版はすごくあっさり。なので小説でもあっさりです。
スタンがリオンを説得することもなく、リオンも最後まで捨て駒としての終わりを選択します。
それはマリアンを守りたいというリオンの信念かなと思います、結局はマリアンしか執着できずスタン達はそれ以下だったという事ですが。
それはそれでリオンの選択ですし、このあっけなさもこれはこれで好きです。

あとウッドロウの「壊しっぱなし」というのがちょっとかわいくて好き。
小説のウッドロウは小ネタが効いているなと思います。

読み返してみると、意外としっかり細かいところまで書かれているなという印象です。
どのシリーズもそうですが、ゲームが好きなら読んで損なしです。

矢島さら テイルズオブデスティニー 青の記憶

おススメ度 6

エンターブレイン ファミ通文庫 1998年10月

あらすじ

手に入れたレンズのレートの低さに換金を諦めたルーティーとマリーに、オベロン社のウェストがある古代遺跡近くのモンスターのレンズを高値で買うと声をかけてくる。
そこで二人はリコという子供と、サイリルの自警団にいたダニエスという青年と出会う。

なりゆきで引き続きウェストからレンズを運ぶ仕事を四人で引き受けたルーティー達だが、ウェストの目的はレンズではなく、ルーティー達を人間モンスターにすることだった。

感想

スタンはおまけのように最後にちょっとだけしか出てこず、ルーティーとマリーがメインの話です。

記憶を失ったマリーの過去を知っているダニエス。
ですが、マリーに惹かれるダニエスはそれを告げることができません。
同行するリコという子供もそうですが、ストーリーはかなり重い展開です。

ルーティーはちょっと失言が多すぎかなと思いますね。
でもその分マリーがやさしいです、豪快な剣の使い手ですがこういう所が大好きです。

矢島さら テイルズオブファンタジア はるかなる時空 上

おススメ度 6

エンターブレイン ファミ通文庫 1999年01月

あらすじ

アセリア歴四三〇四年、トーティス村に住むクレスとチェスターが森に狩に出ていると村の警鐘が聞こえてきた。

慌てて戻るとすでに村は壊滅しており、クレスは母より託されたペンダントを手に、伯父のオルソンの住むユークリッドへと逃れるが、オルソンの裏切りにより独立騎士団に捕えられペンダントを奪われてしまう。
捕えられた地下牢で、クレスは法術師のミントと出会った。

何とか牢を抜け出せた二人はトリニクス・D・モリスンという人物に助けられる。
モリスンはクレスの両親とミントの母と共に、かつてダオスを封印した一人だった。

ダオス復活のカギとなるペンダントを奪われ、復活を阻止するために地下墓地へ向かうモリスンをチェスターと共に追うクレスだったが、復活を阻止することはできなかった。
剣では倒せないダオスを倒す方法を探すため、モリスンはクレス達を過去へ飛ばすが、ダオスの攻撃を防ぐためチェスターは現世へと留まる。

目が覚めたクレスとミントはアセリア歴四二〇二年、クレス達の時代には廃れてしまった魔術が残る時代へと飛ばされていた。

魔術がダオスに有効と聞いた二人は仲間になってくれる魔術師を探し旅に出る。
その途中で出会ったのは精霊を研究するクラースだった。
召喚術を身に着けたクラース、そしてハーフエルフのアーチェを仲間にしたクレス達は、その時代のダオスを倒しに向かった。

感想

クレスがすごくミントを意識してますね。

クラースとミラルドの会話も楽しい。旅の初めに渡されたチェリーパイの欠片をずっと持ってたり、クラースはかわいいなぁ。
ファンタジアは何度もプレイしたので、感想を書こうとすると小説の感想というよりゲームの感想になってしまいそうです。

ゲームの要所要所は抑えてあります、”パッと行く”もありますし。
クレス達の互いの感想や印象などが入っているので、ゲームをプレイされた方、されていない方にもおすすめです。

矢島さら テイルズオブファンタジア はるかなる時空 下

おススメ度 6

エンターブレイン ファミ通文庫 1999年02月

あらすじ

アセリア歴四二〇二年、この時代のダオスは別の時代へ転移した。

クレス達はミッドガルズの魔科学兵器により疲弊したユグドラシルを復活させた後、古代都市トールの時空転移の技術を使い、アセリア歴四三〇四年へと戻る。

元の時代でダオスと対峙し、何とかダオスを倒したと思ったクレス達だったが、ダオスはアセリア歴四三五四年へと更に時空転移していた。
ダオスを倒すため、クレスはミント、クラース、アーチェ、チェスターと共に五十年後の時代へと向かう。

感想

アーチェと母に関する会話やエピローグがちょっと詳しく書かれています。
これだけで買う価値あり!と思います。

残念なのはすずの出番が少ないことかな。

チェスターの活躍もやっぱり少ないですね、前半パーティーにいないので仕方ないですが。
上下巻と短い割に、一通りの要所要所のストーリーは拾ってあります。

よくまとめたな~と思いますし、それほどエピソードを羅列したようにならず、細かいエピソードも散りばめられ面白かったです。

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