工藤治 テイルズオブザワールド なりきりダンジョン3 フリオとキャロの大冒険 上

私のおすすめ度 5

エンターブレイン ファミ通文庫 2005年04月

あらすじ

「テイルズ オブ」シリーズと呼ばれる数々の英雄伝説が語り継がれている世界。
その英雄たちに憧れるフリオとキャロ。
二人はブラウン博士が作った時間や時空を自在に飛ぶことができるマシン、ドリーム号に乗り彼らに会いに行こうとしていたが、おたずね者の泥棒夫婦ポニーとクライトにマシンを盗まれてしまう。
更にその英雄たちが書かれていた本がいつの間にか書き換えられていた。

聖女リアラが誕生の際、カイルは遺跡に到着せず、もう一人の聖女エルレインがカイルを倒そうと待ち受けていた。

フリオとキャロはその二人を追いかけるため、未来から来たブラウン博士ことホワイト博士が持ってきたドリーム2号と、どんな職業にも変身できるなりきり服、ブラウン博士が助っ人に呼んできたスタン、リッド、ロイドたちと共に新デスティニー伝説のラグナ遺跡へと向かった。

感想

ゲーム、なりきりダンジョン3の小説です。
なりダン3はいくつかチームを作って戦うシミュレーション的なゲームなので、小説も戦闘メンバーが多いです。
ゲームではこれが嬉しかったんですけどね、スタンとルーティーとカイルを一緒にパーティーに入れたりとか。

登場人物が多いのでストーリー的にはがんばったな、という感じ。
でも端々に出るキャラのちょっとしたやりとりはやっぱり楽しめます。
この巻で一番好きなのは、幻惑されているチェスターがアーチェの一言で元に戻るところですね。
それまでマリーとフィリアを相手に戦っていたのに、ピタリと戦いを止めるんです。
もうファンタジアのこの二人大好き!

あとリオンとジューダスは贔屓されている感じもしますね、ゲームでもそんな感じでしたが。
ラスボスは再び2と同じサナトスですが、気になるのは仮面の二人。
といっても、ゲームをしてたら分かりますし、読んでいても分かる。
分かって読む方が面白いかなと思います。

工藤治 テイルズオブザワールド なりきりダンジョン3 フリオとキャロの大冒険 下

私のおすすめ度 5

エンターブレイン ファミ通文庫 2005年06月

あらすじ

なりきりの力を使う仮面の二人組。
それが百日後の自分たちかもしれないという不安を抱えるフリオとキャロ。

今度はエターニア世界の絶望の宮殿へと向かう。
二人は魔物に囲まれたファラを助けようとするが、様子のおかしいファラはリッド達に拳を向け助けることができなかった。
再び再会したファラと同じく様子のおかしいキール。二人を正気に戻そうと戦い続けたとき、キールに魔法がヒットした。

キールの破けた服の下からは仮面の少年の姿がのぞいている。
仮面の二人は、やはり百日後のフリオとキャロだった。

感想

ゲームはずいぶん前にプレイしたため内容はほとんど忘れていたので、結末はどうだったかな~と一気読みしてしまいました。

百日後のフリオとキャロだけではなく更に百日後のフリオとキャロと、無限ループになっている世界をどうするのか。ゲームもこんな話だったかは忘れてしまいました。

最後のテイルズシリーズのキャラ36人のセリフとか、ファンとしては嬉しい限り。
欲を言えばもっと関わりのあるキャラクターたちの話が読みたかったですね、そんなことをすると更に歴史がおかしくなっちゃいますが。
仲間になるキャラクターが最後は勇み足だったのもちょっと残念。

表紙が上巻と下巻で現在と百日後のフリオとキャロに分かれてますよね、未来をこれから知る二人とすでに知っている二人の対比で結構好きな表紙です。

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