鏡貴也 小説一覧

[大伝説の勇者の伝説]
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大伝説の勇者の伝説(1) 行く先未定の大逃亡

おススメ度 8

富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2007年10月

フェリスによって助けだされたライナは、変わってしまったシオンを助けるため、 国を出てシオンの抱えた問題の鍵を探しに行くことを決意する。
一旦別れて準備に取り掛かるライナとフェリス、しかし待ち合わせの場所になかなかフェリスはやってこない。変わりに現れたのは幼馴染のキファだった。

「伝説の勇者の伝説」は読みやすいし面白い。その読みやすと面白さがこの巻まで続いています。
笑いの要素も含んでいるのに、思わず涙ぐんでしまうところもあります。ライナがシオンのために何かしようと、それが延々と語られているんですが、それが今までの出来事を思い出させます。
この巻自体はあまり話が進んでいないので、説明文も短いです。

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大伝説の勇者の伝説(2) 明日をも知れぬ大合戦

おススメ度 8

富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2007年11月

待ち合わせの場所に現れたのは旧友のキファだった。一方フェリスはフロワードに妹のイリスを人質に取られ瀕死の重症を負っていた。しかし兄のルシルにより助け出され、ライナと何とか合流する。
そしてライナとフェリス、キファはローランドが侵攻している国、ネルファへと向かう。

今回も物語的にはあんまり進んでいません。そかわり、ライナとフェリスとキファの間に三角関係が形成されます。ルシルの秘密なども少しずつ出てきたりと、最初のシリアスさと三角関係ののほほんとした感じのギャップが面白いです。
キファが今までライナと離れていた分、それを埋めようとがんばっています。
そして、ライナ達の前に立ちふさがるクロムなど、だんだんとシオン対ライナの構図を呈してきます。

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大伝説の勇者の伝説(3) 青色吐息の大計画

おススメ度 8

富士見書房 富士見ファンタジア文 庫2008年05月

ネルファの王族でもあり、友達のトアレを救うため、ライナたちは奔走する。クラウに戦いを挑むライナ、そしてトアレに作戦を伝えに行くキファ。
しかしクラウからライナの作戦を聞いたシオンは、その作戦を無視してネルファ軍へと軍を差し向けた。
ライナとフェリスは半分以上が民間人のネルファ軍を逃がすため、三千人もの大群の中に戦いを挑む。

ライナが一生懸命考えて、誰も傷つかない方法を考えて、けれど同意してくれると思ったシオンはそれを無視し、殲滅を敢行する。
読んでてもどかしくなります。そうなるのは分かっていても、それでも「どうして」といいたくなります。
休むことなく戦い続けるライナ。それは明らかに最初の頃と変わっています。シオンが大切だと言う気持ちに変わりはないのですが、シオンが背負う重荷を分け合おうとしているのでしょうか。
そう思っても、その気持ちはシオンに対し一方通行してしまいます。そこが少し読むのが辛い所でしょうか。

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大伝説の勇者の伝説(4) 虚々実々の大幻惑

おススメ度 8

富士見書房 富士見ファンタジア文庫 2008年09月

深手を負ったライナとフェリス。二人はヴォイスにより助け出された。 しかしあの殺戮の光でトアレは重傷を負っていた。その彼の頼みと、ヴォイスの企みのせいもあり、ライナは彼らの王となるのを引き受ける。

ミルクはシオンにその真意を正しに来ていた。しかしそのシオンの前に女神が立ちふさがる。
何とかその手を逃れたシオンに、ルークが協力を申し出てくる。その背後にはライナの父、リューラ・リュートルーの姿があった。

「女神」や「勇者」の話がやっと分かった巻です。
「伝勇伝」に登場し、その時限りかと思った人物達がこれほど本編に絡んでくるとは思わなかったので、設定などを忘れているキャラクターも少しいて、自分の記憶力のなさに嘆いてしまいました。
まさかライナが王に、とは思いませんでした。しかしそうなる事で、シオンとの関係がどうなるのかと気になる所です。だんだんと王国戦になっていくのでしょうか。
今回は説明的な文章が多かったので、相変わらず「時」はあまり進んでいません。
シオンとエリス、そしてルーク、この奇妙な同盟関係もどうなるか楽しみです。

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大伝説の勇者の伝説(5) 悪魔王、降臨

おススメ度 8

富士見書房 富士見ファンタジア文 庫2009年02月

トアレ率いるネルファの民と兵、そしてヴォイス率いる反ローランド連合軍は「蒼の公主」という傭兵団に襲われた。
ローランドの魔法を使う襲撃者と対峙するライナとフェリス、しかしその襲撃者はゾーラだった。

蒼の公主を利用しようと言うヴォイスによりライナは蒼の公主の首領との会談に臨むが、その首領は幼い頃訓練施設で共に学んだピアだと知り驚くライナ。
ライナは彼女の手荒い歓迎を受ける。

だんだんとライナが王へと仕立て上げられています。
そして懐かしい面々。
伝勇伝は何かと以前の登場人物が再登場するので、気を引き締めないと忘れてしまいます。
さすがにピア達を忘れはしませんが。
ヴォイスの本来であろう一面も出てきますね、遠慮なしに残酷です。

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あ行 か行 さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行