藤川桂介 小説一覧

[トライアングル・ミッション]
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トライアングル・ミッション(上) 大マゼラン戦記

おススメ度 5

小学館 2000年01月

主人公の住む星、アンタレス星は魔王に襲撃され、神々は去って行った。
巨大な魔力を誇る暴君の魔王。人々に仮面をつけさせ、顔を互いに見ることができなくなってしまい、個性というものが薄れていった。

その状況を打開しようと魔王宮の記録局の6人はこの星を脱出し、魔王の魔力から逃れるため、仮面をはずす手がかりを求め地球へと旅立つ。

なんというか、全体的に雰囲気が古い感じです。70年代くらいのノリでしょうか。どちらかというと、文章より映像で見たいな、と思います。
藤川さんらしく、心の葛藤などが宇宙皇子を思い出しますが、宇宙皇子の方が面白いです。
名前なども一昔前の懐かしい感じがします。ワルワルーやインケインとか、昔の悪役といった感じですね。
長編アニメを小説にしました、というような小説です。藤川さんの中では文章は読みやすいですが、私より年齢の若い方には好き嫌いが分かれそうな感じです。

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トライアングル・ミッション(下) 大マゼラン戦記

おススメ度 5

小学館 2000年01月

アンタレス星を脱出し、地球へ向かう6人、だが魔王は執拗に追って来る。
何とか地球の近くまで来た主人公達だが、月の構築物とぶつかり6人はバラバラになってしまう。

運よく、助けられた主人公は銀座で仲間と交信しようと呼びかけるが、仲間からの応答はない。
魔王からの刺客にも襲われ、ついに魔王もアンタレス星を離れ地球へ向かう。

主人公が葛藤する「神」「悪魔」「人」、「神性」「魔性」この言葉が出てくると、藤川さんだなと思ってしまいます。

異星人である主人公達が、地球人の中に紛れ込んで生活するなど、このあたりの展開は面白かったです。こういうパターン大好きです。最後はちょっと変わった展開で、え、そうくるの。と突っ込んでしまいました。
藤川さんの小説の叫び声は結構独特ですが、魔王の「キャッホー」には笑ってしまいました。
後半は私の思う藤川さんらしさがあったのではないかと思います。

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