秋葉千景 小説一覧

[ルナティック・カーニバル]
月が墜ちる夜/月を彷徨うモノ

月が墜ちる夜 ルナティック・カーニバル

おススメ度 4

角川書店 角川スニーカー文庫 2000年11月

月が巨大化していく、現実には何も異常も起こっていない現状に、人々は直前まで気づかなかった。

そして月が落ちてきた。

それから五十年。
人は月の影響を受け、体に変貌を起こし始めた。
その侵食を抑えるための薬の効果の減少が起こる。一度「心」まで侵食が進んだ者達は二度と「人」に戻れず、「評議会」の「律」を破ったものと同様「標的」として「夜狩り」に抹殺される運命にある。
「夜狩り」の一人、雲林院京四郎にオルダニア製薬より新薬開発のため、第一種保存対象、月の影響を一切受けていない遺伝子を持つ彼と、パートナーの桜と共に協力して欲しいと依頼が来たが、京四郎はすげなく断る。

「評議会」からの依頼で「標的」を狩りに行く京四郎、しかしその「標的」は京四郎達を喰らおうとしていた。
何か異変を感じ、しばらく「夜狩り」の仕事を中断した京四郎は、町の老婆より「月の光りを浴びても変わらなかった者の、その肉を喰らえば「人」戻ることが出来る」という噂があり、そして、「月から逃れた者達」が町にいるという噂も出回っていると聞かされた。

そんな中、京四郎を護衛をすると言い張ったオルダニア製薬の美鈴がさらわれる。

雰囲気は嫌いじゃない、主人公の性格も嫌いじゃないし、挿絵も及第点。
なのに今ひとつなのは文章の面白さによります。
ストーリーもそこそこなのに、何故か読むのが面倒くさいと感じてしまう作品です。もちろん人によるのでしょうが。
雰囲気はカウボーイ・ビバップに近い。ただそれを期待しすぎると肩透かしを食らいます。

一つの原因は要点を散りばめすぎ、いくつかの要点を拾い、あぁそういうことなんだ。と気づいていくのがこの文章ではちょっと苦痛でした。
退廃的な世界の雰囲気は感じ取れるのでもったいないなと思う作品です。
美人で刀の使い手の相棒、桜なんかは結構ツボを付いてたんですけども。
全体的にもう一つ何かが足りないという作品でした。

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月を彷徨うモノ ルナティック・カーニバル

おススメ度 4

角川 書店角川スニーカー文庫 2001年04月

「評議会」よりマシンの護送の依頼が届いた。本来自分たちの仕事ではないその内容に裏を感じる京四郎。
しかし結局人工知能を搭載し、妙なコミュニケーションをとる戦闘マシン〈スレイプニール〉との旅が始まった。度々〈ムーンウォーカー〉と呼ばれる略奪集団に襲われながらも、目的地の近くまでたどり着く京四郎。
たがて〈ムーンウォーカー〉が正体を現し始める、生物とマシンが融合した異貌。そのボスは遥か上空に存在していた。

文章の向上を期待して買った2巻目ですが、1巻目と変わらずでした。
やはり雰囲気は好きなんです、そして何より買おうと思った最大の原動力は、主人公の顔が好きだったからという不純な動機。

この巻から続きが出てないので、ここで終わりなのでしょう。、伏線はどうなったと突っ込みたいですが仕方ありません。
もっとこの設定を行かせる文章力があったらな・・・・・・と常々残念です。

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